相手がクリスチャンの場合のお中元って?
お中元は、元々は中国の道教に由来します。やがて、道教と仏教の祭日である7月15日とが重なり、祖先の霊を祭るためのお供え物を親戚や近所に配る習慣が生まれたそうです。
では、キリスト教徒の方にお中元を贈ることは間違いなのでしょうか?
結論から言うとお中元は、宗教に関係なく日本の文化的お付き合いとして行われていることが多いようです。
クリスチャンの方に、お中元を贈ったからといって失礼にあたる、常識がないということにはなりませんので安心してください。
日本の年賀状、お歳暮、お中元は、宗教的なものというよりも文化的な面が大きいと考えられます。実際、マザーテレサは介護した人の宗教を聞いて、その方が希望する葬儀をしてあげたそうです。
ただし、形式を重んずるクリスチャンの中には、お焼香の辞退を申し入れる方もいます。もちろん、お中元に関しても考え方の違いがありますので、気になる場合は本人に直接聞いてみるのがよいでしょう。
喪中に関しては、キリスト教では喪中はありませんので、お中元を贈ることはまったく問題ありません。
【聖書のことば】
私は贈り物を求めているのではありません。私のほしいのは、あなたがたの収支を償わせて余りある霊的祝福なのです。
(ピリピ人への手紙4章17節)